IPOについて

IPOについての最低限の説明と,思うところを書きます.

IPO(Initial Public Offering=新規株式公開)とは,未上場企業の株式を株式市場に公開することです.その際,公開前の株式が割安で投資家に分配されるため,公開後に売却することで利益が得られます.ただし,株式の数には限りがあるため,抽選に申し込んで当選しないと分配されません.

私が思う,IPO投資のいい点・悪い点は以下です.

いい点

  • 簡単にできる
  • 資金効率がいい
  • リスク制御が容易
  • 景気に左右されにくい
  • お金を貯めたくなる
  • 楽しみが増える
  • 資産の流動性がいい

簡単にできる

IPO銘柄の評価をしているサイトがあるので,そこでの評価が良ければ申し込むというスタンスで問題ありません.経済の知識を持っているに越したことはありませんが,必要ないです.

申し込みは1件1分あればできますし,新規上場自体年間100件程しかないので,月2時間程確保できれば十分できます.

資金効率がいい

私の感覚として利回り年10%はそこそこ大変で,他の手軽な運用方法(投資信託等)で継続的に達成するのは難しいでしょう. 運によってしまう部分もありますが,IPO投資ではそれくらいの利回りが期待できます.

ただし資金が200万円を超えるあたりからは,資金効率が悪くなっていく感覚があります.

リスク制御が容易

例えば絶対に損はできないという場合,最高評価の銘柄のみ申し込むというスタンスをとれば,まず間違いなく損できません.もちろん人気銘柄はなかなか分配されないですが,そういった宝くじ的な運用方法も可能です.

景気に左右されにくい

左右されないとは言えませんが,株式市場の地合いが悪くてもIPO銘柄は特別扱いという空気があります.景気の悪いときでも稼げる手段というのは限られているため,大きなメリットだと思います.

お金を貯めたくなる

IPO投資が宝くじ的な要素をもっているからなのか,資金不足で抽選に申し込めないという状況にストレスを感じるようになります(経験談).それにより,抽選に余裕を持って臨める程度の資金が貯まるまで,貯金が捗ります.

楽しみが増える

前の内容と少し被りますが,IPO投資は宝くじのような感覚があるため,抽選日の結果発表が楽しみになります.

資産の流動性がいい

「IPO投資に充てている資金=99%の期間ただの預金」であるため,流動性という点で最強です.銀行預金にしておくのは損してる気がして耐えられないけれど,流動性のいい預金を持っておきたいという私のような人間にとって,この価値の大きさは計り知れないです.

流動性の高さが活きる場面というのは,実生活で急にまとまったお金が必要になったときというのもあるのですが,FXの証拠金をやりくりするときにもとても有用です(証拠金をやりくりしないといけない状況は褒められたものではないですが).

悪い点

  • 根気が必要
  • それなりの資金が必要
  • 準備が面倒くさい

根気が必要

私も新参者ですが,最近はIPO参加者も増えてきたようで,なかなか分配されません(年に数回).申し込んでも分配されないことに嫌気がさして,他の金融商品を買ってしまう人は多いです.

それなりの資金が必要

1銘柄100株30万円弱という場合が多いので,最低30万円程は用意しないと戦えません.他の金融商品よりはまとまった資金が必要だと思います.

準備が面倒くさい

真面目にIPO投資をしようとすると,複数の証券会社に口座を開く必要があるため面倒くさいし,管理が煩雑です.私は11口座で戦っていますが,最初は1口座でいいと思います.

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