FXを始めて3年程たちますが,いまだに取引手法が確立したという意識がありません.
それでも勝ててはいますので,取引手法についてまとめておきます.
少しでも参考になればうれしいです.
これまでの成績
2020年4月末時点で,決済/スワップ損益の合計は1100万円程です.
資金は500万円程で回していることが多く,平均月利は10%弱かなという感覚です.
成績の詳細はこちらをご覧ください.
取引手法の概要
裁量取引しかしていませんが,考えが似ていると思うのはリピート系FXですね.
- 基本的に損切りしない
- 利益を伸ばそうとしない
- エントリー枚数を細かく分ける
ただし,通常のリピート系FXのように一定の間隔でエントリー/決済するわけではなく,エントリー/決済を裁量で工夫して利回り向上を目指します.
1.エントリーの方向を決める
この手法は大局観を間違えると死にそうになるので,必ず日足以上を確認します.
移動平均線からの乖離やRSIを見て,逆張りでのエントリーを考えます(図1).
基本的にここで決めたエントリーの方向を遵守します.
リピート系FXで稼働範囲を制限しておくことに少し近いかもしれませんね.
2.損切りしないスキャル/デイトレでちまちま稼ぐ
5分足や1時間足を見ながら,1で決めたエントリーの方向でスキャル/デイトレを行います.その際,エントリーは小分けに行います.
難しいことをさらっと書いているようですが,”損切りせずに損益プラスで決済する”だけなら無理ではないと感じませんか?
基本的なスタンスはリピート系FXと同じであり,”損切りしない限りどこでエントリーしても負けない”です.損切りしないでただ待ちます.
メリット
損切りが苦手でもやっていける
リピート系FXをイメージしていただければわかると思いますが,この手法も適切な資金管理のもとではほぼ損切りが発生しません.
もともと損切りできない自分が勝手に流れ着いた手法なので,当然なのですが.
短期足での予想精度が雑でも成り立つ
大局観が間違っていない前提ですが,短期足での予想は外れても気にならないです.
特に始めたての人にとって,これは大きなメリットだと思います.微益で長く相場となれ合うのは重要と思います.
スキャル/デイトレの両方に対応できる
私のようなサラリーマン投資家にとって,スキャル/デイトレの両対応はメリットだと思います.自由度が高いです.
デメリット
爆益が望みづらい
エントリーを小分けに行う都合上,資金フルレバ一点賭け状態にはならないので,爆益が望みづらいです.
それでもエントリーの精度向上や工夫により,十分な利回りは得られると思います.私でも調子のいいときは月利20%程いきます.
含み損と付き合う必要がある
リピート系FXと同じように,含み損は友達だと思う必要があります.リピート系FXと違い裁量ですので含み損が目につきやすいですし,慣れるまでしんどいかもしれません.
感情のコントロールが必須
裁量取引全般に言えることで当たり前なのですが,リピート系FXと比較するとこの部分はデメリットになります.
感情的になるとだいたい死にかけます(経験済).勝てるかどうかは感情との戦いが全てと言ってもいいと思います.
負けパターン
経験上の負けパターンを示しておきます.”負け=損切りが発生”です.
感情的にナンピンをしてしまう
ナンピンで稼ぐ手法なのでナンピン自体は問題ないのですが,やはり時折感情的なエントリーをしてしまうことがあります.
大局観がずれているか,変動幅の見込みが甘くて,小分けエントリーの残弾を撃ち尽くしてしまった場合に焼き殺されます.
私はいまだにやらかすことがありますが,ある程度はしかたないと割り切っており,証拠金維持率が100%を回復するまで小分けに損切りして耐え忍ぶ戦略をとっています.
唐突に順張りを始めてしまう
これも感情の問題になりますが,あらかじめ決めたエントリーの向きを破ってしまう場合があります.
ほとんどの場合が救えないポジションになってしまうので,気が向いたときに損切りしています.
ただし小分けエントリーの仕組み上,これは致命傷にはなりにくいです.
さいごに
概要編は以上となります.次回はもう少し具体的なことを書きたいと思います.
最後まで読んでいただき,ありがとうございました.
ずっと負け続きに私にとってもは大変興味深い内容です。
次回の具体的な内容のほうも楽しみにしております!!
>たいし様
コメントありがとうございます.
頑張ってGW中に片を付けます.
少しでも参考になればうれしいです.